相手の弱点を突かない

nakatomimoka2014-03-11

梅原大吾さん。「僕は、相手の弱点を突くのが好きではない。『こうすれば勝てるんだけど・・・』と思うことはある。しかも、相手は気づいていない。けれども楽に勝てる道は選ばず、あえて別の角度から勝負する。相手の弱点を突くのは野暮だと思うからだ。弱点を突いて勝つ戦法は、勝負の質を落とすような気さえする。その対戦相手は自分を成長させてくれる存在なのに、その相手との対戦を無駄にすると感じるのだ。だから、弱点を突かず、むしろ相手の長所となる部分に挑みたい。結局、自分自身の力で勝つことが一番。上達することを最優先に考えている。そこが僕のこだわりであり、長くトップでいられる秘訣なのだと思う」将棋でも、相手の得意戦法を封じずにあえて飛び込んでいく人のほうがトップにいるような気がする。そうか、上達を最優先にするのだ。