エルゲネイア的な人生

nakatomimoka2014-11-27

古賀史健さん。「人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスをするように生きる、連続する刹那なのです。そしてふと周りを見渡したときに『こんなところまで来ていたのか』と気づかされる。いずれの生も、『途上』で終わったわけではない。ダンスを踊っている『いま、ここ』が充実していれば、それでいいのです。目的地に到達せんとする人生は『キーネシス的な人生』ということができます。終点と始点までの運動は、できるだけ効率的かつ速やかに達成されることが望ましい。目的地にたどりつくまでの道のりは、目的に到達していないという意味において不完全である。一方、『エネルゲイア的な人生』は『いまなしつつある』ことが、そのまま『なしてしまった』ことであるような動きです。過程そのものを、結果と見なすような動きといっていい」いまを。