ラジオで流れていたのがきっかけで、ここしばらく、シベリウスのバイオリン協奏曲を聴いている。バイオリンはヤッシャ・ハイフェッツさんのCD。もともと、１９９２年４月にナイジェル・ケネディさんのバイオリンでニューヨークフィルで聴いてそのパフォーマンスもすごくよくて、CDも持っていたのだがどこかにいってしまって新しく買ったのだ。「シベリウスは冬にぴったりですが、真夏に聴くシベリウスのバイオリンコンチェルトもいいものすよ」と今は音信不通になった友人が言っていたっけ。もう一曲が、映画『オーケストラ！』で使われていたチャイコフスキーのバイオリン協奏曲。これはナタン・ミルシテンさんのバイオリン。今の気持にバイオリンがあっているのか、通勤のバスの中で、電車の中で、この二曲に鼓舞され支えられて冬の日を送っている。
