瞬時も忘れることなく

nakatomimoka2015-11-03

神渡良平さん「安岡正篤はこう説いていた。『念とは「瞬時も忘れることなく」という意味で、終始念じていると不思議な力が生じてくる。自分は意識していなくても、実は念力が働いているのである。無意識の世界というものはいろいろな智慧が沈潜していて、それが念力によって表へ出てくるのだ。私たちの潜在意識は、「寝ても覚めても」というもので、常にこころの中にある。これを聖胎といい、それが時に合ってパッと出てくる。全生命、全身全霊を打ち込んで事にあたれば、そこに非常に神秘的な知覚が働くのだ』だから安岡はしばしば『縁尋機妙』(ご縁ほど不思議なものはない)と言った。そこには『俺の力でついに成し遂げたぞ!』というような思い上がりは無く、『大自然の力と人さまのおかげで成就できた!』という思いが読み取れて清々しい」念力。