いい見切り悪い見切り

nakatomimoka2016-02-09

桜井章一さん。「『悪い見切り』には、大きく2つのパターンがある。一つは勝負において劣勢に回り、挽回を早々にあきらめてしまうケース。もう一つは、反対に戦況が優位に進み、『これで勝負はもらった』とばかり最終局面で見切ってしまうケース。この2つのパターンがダメな理由は、いずれも勝負を途中で投げているからである。どんなに不利な戦況でもそこからひっくり返すチャンスはあるものだし、反対にほぼ勝ちそうな展開でも、最後の最後でまさかの逆転をくらうことはありうる。一方の『いい見切り』は、登山に例えるとわかりやすい。苦労して登ってやっと頂上が見え始めたときに、にわかに雲行きが怪しくなる。頂上を目指せば遭難の危険すらある。命に関わる時には、『勇気ある撤退』という見切りをすることが大事なのだ」あせらずあきらめず。