職人的な生き方

nakatomimoka2016-04-15

田中得夫さん。「長い第二の人生をどのようにして生き甲斐のある充実したものにするかは大きな課題です。男はこういう状況に対して全く不器用です。フランスの哲学者アランは「幸福論」の中で“男は建設すべきものも破壊すべきものもなくなると不幸になる”と書いています。狩猟をして獲物を捕えることが男の役目であった原始時代のDNAが残っているからかもしれません。“散る桜、残る桜も散る桜”(良寛和尚)。参考になるのは職人的生き方ではないでしょうか。自分の得意な分野で、あるいは好きな分野での第一人者、専門家になることです。その際、間口は出来る限り絞ることがポイントです。広く浅くではアマチュアの域、趣味の域を脱することは出来ません。平均的な能力の持ち主でも間口を限りなく絞れば、その分野で専門家になれます」何を建設中なのか。