二種類の倍音

nakatomimoka2017-06-12

中村明一さん。「倍音には二種類あります。整数次倍音は『ギラギラした音』をつくるのが特徴です。あごを引き、のどを狭くするのがコツです。お経を読むときのお坊さんの声をイメージしてください。郷ひろみさんのモノマネをする時の声といったほうが理解できるかもしれません。一方、非整数次倍音は『ザラザラ、カサカサした音』をつくります。硬くハリのある整数次倍音に比べると、非整数次倍音はソフトな優しい印象になります。話し声では、いわゆるウィスパーボイス、ハスキーボイスが声の特徴になります。歌手でいうと、森進一、宇多田ヒカル。整数次倍音が多いギラギラした声を聞くと、私たちはカリスマ性、頼もしさ、荘厳さ、普遍性、宗教性、神々しさなどを感じます。非整数次倍音を聞くと、親しみやすさ、重要性、優しさといった印象を受けます」へえ。