死ぬのにもってこいの日

nakatomimoka2017-06-27

河合隼雄さん「アメリカ先住民のプエブロ族の人たちは、自分が死ぬ日が前もって分かっていて、その日をすごく大事にしてるといいます。その日が来るとみんなを家に招待して、うわーっと楽しい話をして盛り上がって、そしてにっこり笑って死ぬんだそうです。ええでしょう? それが人生で最高の日になってるんですね。そのプエブロ族の人なんかは、よい死を迎えるということが人生の最終目標なんですよ。そのためにお金も貯めて、自分が死ぬ日が分かるような人間になろうと修行するわけですね。それはやっぱり、修行したら分かると思います。人間の本能のようなものをずっと研ぎ澄ましていくわけですね。それにひきかえ、僕らは『どうしたらお金が儲かるか』とか、そんな能力ばかり研ぎ澄ましてるでしょ(笑)。全然方向が違いますね」何を最終目標に。