古澤孝之さん。「フレンチのように料理に合わせて、初めシャンパン、白ワイン、赤ワイン、食後のブランデーやマールというような基本ルールはカクテルの世界にはないですが、さっぱりした味から濃い味へという順番がいいのは、フレンチと同じ考え方です。人間の舌は繊細ですが単純なので。アルコール度数が低く軽い口当たりのものから入って、徐々にしっかりした味わいのものへ移行し、最後は甘口のもので締める、というのは味覚の道理に合っています。例えばジン・トニックやウオッカ・トニックなどさっぱりして飲みやすいカクテルから入って、ダイキリやギムレットのような王道カクテルに移り、最後にしっかりしたブランデーベースのサイドカー、乳製品を使った甘味のあるアレキサンダーやグラスホッパーで仕上げるのは定番の流れ」カクテル飲みたい。
