アルボムッレ・スマナサーラさん。「苦労して努力してためなくてはいけない『慈悲喜捨』というのは、次の4つから成り立ちます。慈(メッター)とは、慈しみ、友情です。ふつうの友情と違って、一切の生命に対して友情の気持ちを抱くことです。悲(カルナー)は、他の生命を助けたいという気持ち、他人の苦しみをなくしたい、という気持ちです。悩み苦しんでいる人を目にしたとき、なんの見返りも期待せずに、『あなたは苦しんでいますね。ならば、助けます』となる気持ちです。喜(ムディター)は、ともに喜ぶという意味で、他人の成功、幸福、楽しみを見て自分のことのごとく喜びを感じることです。嫉妬とは正反対の心です。捨(ウベッカー)は、平等心のことで、一切の生命を平等に受け入れる気持ちです。四つの中では一番実践が難しい」努力して貯めよう。