わざ言語の役割

nakatomimoka2018-01-07

菅原洋平さん。「コツを教えて貰った筈なのに、なぜ、自分にはできないのでしょうか。実は、『すぐやる人』や『できる人』が、自分らの体験から得た感覚を基にして組み立てた言葉は、『すでにすぐにやれている人』『できている人』にしか、本質的には伝わらないのです。『自分の体験から得た感覚を基にして組み立てた言語』は別名、『Language of Craft(わざ言語)』と呼ばれます。それを経験した人だけが掴んだ感覚を言葉にしたもので、主に、スポーツや伝統芸、専門能力を伝承する時に使用されており3つの役割があります。『言葉では説明しにくい技術を伝承すること』『共同作業やチームワークを発揮する時に、自分の感覚を他人と共有したり強調すること』『自分がある作業をうまくいった時に、そのうまくいった感じを相手にもつきつけること』です」応心。