自他の区別がなくなる

nakatomimoka2018-02-04

上村勝彦さん。「自分を含む一切がアートマンであり、ブラフマンであり、偉大な主であると確信するとき、自他の区別はなくなり、すべてが平等になる。そう考えれば、他者の幸福と不幸は自分の幸福と不幸であることがわかるようになる。見方を変えれば、自分が幸福を欲し不幸を嫌うように、他者も幸福を欲し不幸を嫌うことがよくわかる。自分が人からされなくないことは、他人もされたくない。初期仏典においても、そのようなことが説かれており、自分とひき比べて他者を害するなと教えております。このように考えると、すべての生類に対して限りない慈しみの心が生じるはずです。仏教でいう慈悲の心が生じるのです。そのような人は最高のヨ―ギン、すなわちヨーガという絶対の境地を求める求道者であるとされます」宇宙と一体となるという境地にいつか。