クリス・ヴォスさん。「交渉の戦略や手法について議論するとき、どうしても何を言うか、何をするかにばかりエネルギーを注ぎがちになるが、実はもっとも具現化しやすく、もっとも即効性の高い働きかけは、わたしたちがどうあるか(態度全般やはや話し方)である。人の脳が処理し、理解するのは他人の行動やことばだけでなく、気持ちや意図、また他人のふるまいや感情の社会的な意味にもおよぶ。だからこそ、言語によるコミュニケーションでは、声が最大の力となる。自分の声を使って、意図的に他人の頭の中に手を伸ばし、感情のスイッチを切り替えることが可能になる。交渉人が使うべき声のトーンは、基本的に3つである。深夜のFMラジオDJの声、前向きで陽気な声、そして率直な、あるいは毅然とした声だ」内容以前に声のトーンと話し方。