手を暖めると心も

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堀田秀吾さん。「温泉旅行に行くとストレス軽減効果があることが証明されています。いざ温泉に行くとなると一大事。そこでご紹介したいのは、手をお湯につけるという『手浴』です。実は医療現場から生まれたもので、お風呂に入れない患者さんにもお風呂に入ったのと同じような効果や感覚を味わってもらうために実践されているものなのです。38度の温水で手を温めると、患者の痛みが緩和したり、爽快感が増加したり、前向きな言葉を発するようになったり、病気の回復に対するやる気も向上した、と報告されています。実は、暖かさを感じる『温点』がもっとも集中しているところが、指、手のひら、そして前腕だからです。また、手の血管には交感神経支配が集中しています。たとえば、寒い時に焚火などに手をかざして温めると、心も癒されますよね」そうか。