あと10分!の効果

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堀田秀吾さん。「被験者たちが、作業を開始してしばらくすると、やる気をコントロールすると言われる側坐核の活動が鈍くなってきました。ところが、『残り時間』を被験者たちに伝えたところ、報酬感が得られると反応する脳の部位が活発になって、疲れを感じると活動が大きくなる部位が低下しました。つまり、報酬感が得られて意欲が増し、疲れも感じなくなったというわけです。作業のゴールが見えるとドーパミンが出てくるという研究もあるので、その話ともつながってきますね。私も大学で授業を教えるときに、『あと10分だよ!』などといつも声をかけるようにしています。普段の生活でも、だらだらやるのではなく、それぞれの作業の目標終了時間を決めて、できれば測りながらやるようにしてみてください」ゴールが見えるところまでどうやってもっていくか。