行動嗜癖

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アダム・オルタ―さん。「何らかの悪癖を常習的に行う行為ーこれを『行動嗜癖』というーは昔から存在してたが、ここ数十年で昔よりずっと広く、抵抗しずらくなり、しかもマイナーではなく極めてメジャーな現象となった。昨今のこうした依存症は物質の摂取を伴わない。体内に直接的に化学物質を取り込むわけではないのに、魅力的で、しかも巧妙に処方されているという点では、薬物と変わらない効果をもたらす。ギャンブルにのめり込んだり、何らかのスポーツを過剰にやりすぎたりするのは、そうした、”新しい依存症”の中では古い方だ。ドラマを一気に何話分も視聴せずにいわれないビンジ・ウオッチングや、頻繁にスマートフォンを覗かずにいられないのは、より新しいほうの依存症と言える。いずれの場合も、人をのめりこませる力は昔のよりもはるかに強い」悪癖。