首を傾けると

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トリステン・ハーフェナーさん。「教授は一人の赤ん坊の写真をプロジェクターでスクリーンに映し出し、受講者が全員、その赤ん坊を眺めている間、首を傾けていたことを指摘した。無防備な赤ん坊の写真を見ただけで僕たちの内面に反応が生じ、無意識のうちに、その赤ん坊に『僕はあぶない人じゃないよ!』と非言語コミュニケーションをとっていたのだ。首を傾けると、相手に自分の身体の傷つきやすい部位、つまり頸動脈を見せることになる。頸動脈は動物にとって非常に敏感な部位で、肉食獣が獲物を攻撃するときに狙う急所だ。普通は人間も、このような急所を自分で守っている。急所を相手に見せるということは、『信用してください。私はあなたに害を加えるつもりはなく、あなたを信用しているから、私の弱点を見せるのです』と言っているのと同じだ」頸動脈。