2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧
1月に小林健二九段にお会いしてからの将棋ウォーズで4級。2月、厄払いに平安神宮と下賀茂神社。井上道義さんの指揮で大フィル。世界一美味しい朝食。3月に同窓生との伊勢・賢島ツアーを企画。5月に家族四人で3泊4日の台湾旅行。台北と九份の旅。7月にま…
相良奈美香さん「2012年、激戦を勝ち抜くためにオバマ陣営は、行動経済学の第一人者でデータサイエンティストでもあるデビッド・W・ニッカーソンを選挙対策チームに招聘。選挙戦の鍵を握るのは『浮動票』です。ニッカーソンらはまず、データサイエンスを使っ…
尾崎俊介さん「ピールに続くポジティブ思考の伝道師たちが次々と登場することになる。牧師兼自己啓発本ライターといえば、もう一人忘れてはならないのがロバート・シュラーという人だ。シュラーの主著は『いかにして自分の夢を実現するか』という本なのだが…
尾崎俊介さん「『祈り』に加えてもうひとつピールが強調するのは、イメージの力。ピールはたとえ彼が毎晩浮気相手の女性に会いに出かけていっても、彼のために心ずくしの夕食を用意し、二人水入らずで夕食を楽しんでいるかのような一人芝居を演じ続けなさい…
尾崎俊介さん「とはいえ、アメリカの自己啓発本出版史の中で、『ポジティブ・シンキング』ということが取り立てて言挙げされ始めたのは、ようやく1952年になってから。この年、『積極的考え方の力』という自己啓発本が出版され、これがが5百万部の大ベストセ…
相良奈美香さん。「バイアスの結果、人間が合理的に考えるとやるべきことなのに、非合理な側面のせいで老後資金の確保が進まない。そんな中、セイラーとペナルチはバイアスをあえて有効活用することを提唱しました。まずはイナーシャ(慣性)。人間には、面…
尾崎俊介さん「今日日、自己啓発思想といえば、即座に『ポジティブ・シンキング』という言葉が返ってくるほどに、自己啓発=ポジティブというイメージが定着していると言っていい。実際そうなのであって、自己啓発というのは、今、自分が置かれている状況に…
尾崎俊介さん「この考え方、すなわち『自分自身(インサイド)を変えることで、世界(アウト)を変える』という考え方は、自己啓発思想史の中では、『インサイド・アウト』と呼ばれている。『人の一生は外部環境や運命によって左右されるものだ』という通常…
尾崎俊介さん「となると、あなたには二つの選択肢しかないことになる。自分を変えるのは嫌だから、このまま『お手上げ』して、この嫌な状況の中に居続けることを選ぶか、それとも、一か八か、自分を変えてみるか。前者の選択肢が『ネガティブ』で、後者の選…
尾崎俊介さん「つまり、問題は常に、『自分』と『自分の周囲の世界』との間で起こっているわけである。この状況下で、人は普通、『自分は正しいのだからそのままでいい。相手(=世界)が変わるべきだ』と考えて、相手を変えようとしがちだ。しかし、相手は…
山口創さん。「歯周病はうつ病と関係があることがわかっています。歯周病を予防するためにはどうしたらいいでしょうか。予防は歯磨きが大切です。ただ、通常の歯磨きのやり方に、紹介する方法を組み合わせることで、幸福感を高める相乗効果が期待できます。…
山口創さん。「マッサージは万能の幸福実現手段です。マッサージによって、4つの幸せホルモンのすべてが放出されるからです。最初にドーパミンとエンドルフィンが分泌されます。背中へのマッサージは、エサレン・マッサージなど世界中の多くの手技で行われ…
尾崎俊介さん「批判を受けるというか、もっとはっきり言えば、馬鹿にされるのだ。『心に念じるだけで思い通りの生き方ができるだなんて、そんなこと本気で信じているの?』と。しかし、私自身はそうは思っていない。なぜなら、自助努力系自己啓発本も、引き…
尾崎俊介さん「『自助努力系自己啓発本』はベンジャミン・フランクリンを起点にして既に二百年、『引き寄せ系自己啓発本』にしてもジェームズ・アレン/ウィリアム・アトキンソン/ウォレス・ワトルズあたりを始祖としておよそ百年を超える歴史を紡いできた…
尾崎俊介さん「ビル・ゲイツの愛読書として知られるチャールズ・F・ハアネルの『ザ・マスター・キー』やジュヌビエーブ・ベーレンの『願望物質化の超法則』、『日々、あらゆる面で、私は改善している』という魔法の呪文を日々唱えることで望む人生を得られる…
尾崎俊介さん「人間の心の内にある『もっと豊かになりたい』という切なる願いは、世俗的なものであるどころか、実は神の崇高な意志だったのだ。その意味で、資本主義的欲望は、二十世紀初頭に現れた引き寄せ系自己啓発思想により、『神の意志』として正当化…
尾崎俊介さん「つまり、ワトルズにとって、『引き寄せの法則』とは、彼なりの神学なのだ。そしてそのように考えると、ワトルズが何を参考にして彼の神学を作り上げたかは明らかだろう。そう、エマニュエル・スウェーデンボルグのニューソート。スウェーデン…
尾崎俊介さん「人間の思考には独特の波長があり、宇宙に偏在する『形のない唯一の物質』もエネルギー振動体なのだから、思考を『形のない唯一の物質』に自分の望んだ通りの形を与えることが可能だ。たとえば人間が『新しい家が欲しい』と思えば、その思いが…
尾崎俊介さん「その説明不足な点の理論化に取り組んだのが、アトキンソンに続くもう一人のアメリカの引き寄せ本系自己啓発本ライター、ウォレス・ワトルズであった。アトキンソンの『引き寄せの法則』の出版から4年の後、1910年に世に出た『確実に金持ちにな…
尾崎俊介さん「要するにアトキンソンの中では、宇宙とは意志を持った無尽蔵のエネルギーのたぐいであり、人間の念もまた一種のエネルギーであって、その念のパワーを宇宙と同調させることで、そこから好きなだけエネルギーを引っ張ってくることができると考…
尾崎俊介さん「アトキンソンは人間の『念(=思考)』を、目には見えないけれども物理的な力を持つ波動だ、と定義する。となると次に『ではその念とやらを活用するにはどうすればいいのか?』という話になってくる訳だが、ここでアトキンソンが繰り出してく…
尾崎俊介さん「1906年にウィリアム・アトキンソンというアメリカの引き寄せ系自己啓発本ライターが、その名もずばり『引き寄せの法則』という本を出版している。アトキンソンがこの本の中で試みたのは、引き寄せの法則が生じる原理の理論的な解説である。引…
尾崎俊介さん「かくしてニューソートは、クインビーとエマソンを通じて『人間が心に強く念じたことは、すべて実現する』とする『引き寄せの法則』に俗転し、それが十九世紀半ばのアメリカで人口に膾炙するようになっていったわけだが、そのことと、ジェーム…
尾崎俊介さん「アレンがこの本一巻を通じて言わんとしているのは、夢と現実はイコールであるということ。夢が『原因』となり、それは必ず『結果』となって目の前に現れる。ゆえに、夢を実現すること自体は実は非常に簡単なことで、ただその夢を見続けるだけ…
尾崎俊介さん「私が思うに、『原因と結果の法則』の要点は、冒頭の一節に凝縮されている。その一節とは、「『人は誰も、内側で考えている通りの人間である』という古来の金言は、私たちの人格のみならず、人生全般にあてはまる言葉です。私たちは、文字どお…
尾崎俊介さん「スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』は、二十世紀後半以降に登場した自助努力系自己啓発本の最高峰というべきもので、アメリカでも日本でも大ベストセラーとなったが、この本を読むと、自助努力系自己啓発本なるものが、今なお、ベンジ…
尾崎俊介さん「倹約・節制を心掛け、誠実さを身につけ、よく学びよく仕事に努めれば、必ずや隣人の信頼を得、出世して財を成すことができる。そして精いっぱい力を尽くした後に勝ち得た高い社会的地位こそ、この世の天国であるというこの自信。このようにし…
尾崎俊介さん「8.正義:他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。9.中庸:極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。10.清潔:身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。11.…
尾崎俊介さん「『自伝』の中で、最も直接的に立身出世の秘訣について触れているのは、『十三徳目』について語っているくだりである。以下、その十三項目を挙げてみよう。1.節制:飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ。2.沈黙:自他に益なきことを語…
尾崎俊介さん「そんなフランクリンが晩年になって『フランクリン自伝』と題した自伝を書きあげ、自分がいかにして貧しい出自からアメリカ建国の父祖と言われるまでに成りあがったか、その経緯と方法を具体的に綴ったとなれば、この自伝を読んだ当時のアメリ…