限定が価値を生みだす

森田隼人さん。「3番目にできた『吟花』というお店は、日本酒を知ってもらうことを目的に、酒蔵にいるような気持ちで食事をしていただきたいというコンセプトのお店です。他の店舗に比べて、ちょっと変わった予約の形式をとっています。それは、予約を取れるのが女性だけ。男性からの予約は受け付けておりません。だからといって男子禁制というわけではありません。そのようにしたのはいくつか理由があり、まず吟花は、女将もスタッフもすべて女性です。男性が幹事で予約をとられた場合、ついつい気分よく羽目を外しがちです。月に一度、日本酒の酒蔵とお料理を決めて、それぞれをお客様に喜んでいただけるように考えています。女性幹事様限定、月に一つの酒蔵など、吟花にはたくさんの『限定』を詰め込むことで、得られる満足度が広がりました」限定。