問題のある状態を楽しむ

オリバー・バークマンさん。「僕たちは何か問題があると、すぐに解決済みのチェックを入れたがる。急いで問題を解決していけば、いつか『何の問題もない状態』に到達できるのではないかという幻想を抱いているからだ。でも、何ひとつ問題がない状態なんて、勿論不可能だ。なぜなら、問題のない人生にはやるべきことがなく、意味がないからだ。そもそも、『問題』とは何か?一般化して定義するなら、それは自分が取り組むべき何かだ。そして取り組むべきことが何もなくなったとしたら、人生はまったく味気ないものになるだろう。『すべての問題を解決済みにする』という達成不可能な目標を諦めよう。そうすれば、人生とは一つひとつの問題に取り組み、それぞれに必要な時間をかけるプロセスであるという事実に気づくはずだ」取り組むことあればこそ。