オリバー・バークマンさん。「哲学者であり徹底した悲観論者だったアルトゥール・ショーペンハウアーは、人の欲望の必然的な結果として、このような人生の空虚さは避けられないと考えていた。こういう論理だ。人はみんな、さまざまな目標を達成しようとして日々を過ごしている。ところで、それぞれの目標はまだ達成されていないかすでに達成されたかのどちらかである。まだ達成されていなければ、欲望が満たされていないので不満である。一方、すでに達成されてしまった場合も、追い求める目標がなくなってしまって不満である。したがって、いずれにせよ、人は不幸なのだ。何らかの達成を目標とするのではなく、ただ活動そのものを楽しむこと。僕たちはそんな活動をもっと日々の生活に取り入れたほうがいい」達成に向かう瞬間瞬間の思いと達成の記憶の喜び。