趣味に生きる

オリバー・バークマンさん。「『非目標性の活動』をもっと日常的な言葉に言い換えるなら、要するに『趣味』だ。まあなんとなく安っぽくなってしまうので、セティアがその言葉を使いたがらなかったのも理解できる。いい大人が趣味に没頭するのは、なんとなく後ろめたいものだ。趣味が軽視されるようになったのは、時間の道具化が起こったのと同じ時期だった。道具化の時代において、趣味に生きる人は破壊者だ。生産性や利益の面からは何の意味もないのに、それ自体のために何かをやりたいというのだから。人が熱心な切手収集家や鉄道写真家をバカにするのは、ある種の防衛メカニズムなのかもしれない。彼らこそ本当の幸せを知っているという不都合な現実を認めたくないのだ。目標志向の僕達にとって、趣味に生きるというのはなんだか居心地が悪い」無目的だから。