快適な衰退より不快な成長

オリバー・バークマンさん。「ジェイムズ・ホリスは、人生の重大な決断をするとき、『この選択は自分を小さくするか、それとも大きくするか?』を問うことを勧める。そのように問えば、不安を回避したいという欲求に流されて決断するかわりに、もっと深いところにある目的に触れることができるからだ。できるなら、快適な衰退よりも不快な成長をめざしたほうがいい。スティーブン・コープは言う。『人はある年齢になると、自分がどんな生き方をしようとも誰も気にしていないことに気づく。人の期待に応えることばかり考え、自分を後回しにしてきた人にとって、これは非常に恐ろしい発見だ。自分のことを気にしているのは自分だけなのである』。安心するために誰かに認めてもらおうという試みは、はじめから無駄で、不要なものだったのだ」承認欲求。