思考は本当の自分ではない

エックハルト・トールさん。「さとりを開く為の、一番肝心なステップは、『思考を本当の自分とみなすのをやめること』なんです。たえまなく流れている思考に『すきま』をつくる度に、『意識の光』が輝き出します。そのうち、子どものたわいのないいたずらに思わず笑みがこぼれるのと同じように、『頭の声』を笑ってやりすごす日がくるでしょう。これは、思考をあまり真剣に受け止めなくなっている好ましいサインです。あなたはもう思考によって、『自分』というアイデンティティを作っていないのです。思考力はあくまで道具です。道具は、仕事が済んだ後は片付けられなくてはなりません。ところが、私のみる所、殆どの人の思考活動は80~90%が堂々めぐりか、ムダなだけでなく、ネガティブな性質のために、むしろ有害でさえあるのです」思考は。