マルチタスクをやめる

加藤俊徳さん。「脳は優れた器官ですから、複数のタスクも同時にこなすことができます。ですが、それだと1つのタスクに割り当てられる処理量は、どうしても低下してしまいます。そこで選択肢を2つ、3つに絞った上で、費やす熱量や時間に優先順位をつけるのです。優先順位1位にその大半を費やして、軌道に乗ったら2位と3位は捨ててもいいやくらいの差をつけましょう。そうすると、理解系脳番地のリソースが有効に使われて、脳は充実したいい働きをしてくれます。選択肢を絞り込むことは、視覚系脳番地の機能にもよい効果をもたらします。選択肢を絞り込んで優先順位1位に意識を向けていれば、成功に至るヒントやこれまでなら見逃していた些細な情報に気づきやすくなります。毎日『その日見るもの』を決め、それを発見する訓練が有効です」気付く。