SNSと妬みの感情

イーサン・クロスさん。「ソーシャルメディアのおかげで、生活の見せ方を巧みに演出できる。これはフォトショップ版の人生であり、最悪の経験や見てくれが悪い瞬間は消し去られる。こうした自己顕示活動に取り組むことで、私たちは気分がよくなる。他人の目に魅力的な姿で映りたいという欲求が満たされ、内なる声も鼓舞されるのだ。だが、そこには落とし穴がある。生活の華やかな場面を投稿すれば気分はいいかもしれないが、その同じ行為によって、投稿を見た利用者が感情を害する恐れがある。というのも、人間は自分をよく見せたいという気持ちを持つと同時に、自分と他人を比較せずにはいられないからだ。フェイスブックの画面を受動的にスクロールし、他人の生活を覗いている時間が長いほど、人は妬みの感情が大きくなって気分が落ち込む」なるほど。