昔の栄光は楽しめない

アーサー・ブルックスさん。「栄光を蓄えておいて遠い将来の楽しみにすることはできないのです。人間は単純に、昔の栄光を楽しめるようにはできていません。成功による満足感はあっという間に過ぎ去ります。立ち止まって満足感を味わうわけにはいきません。だから私たちは、前回以上の成功が満足感をもたらすことを願って、ひたすら走り続けるのです。不満感を回避するには、常にこれまで以上の成功を収めないといけないのに、現状の成功を維持する能力は低下していくのです。苦しみは三重です。現状の成功を維持しようとすれば、仕事依存症的な行動パターンに陥り、不健全なほどそれにのめりこみ、配偶者や子どもや友人との深いつながりを犠牲にしてしまいます。こうして、高い目標を達成した人たちは悪循環に陥ります」取り出して楽しめないのだ。