居心地に敏感に

秋田道夫さん。「心がけていることは、自分の『居心地』に対して敏感になり、居心地のよい状態を保つ努力を惜しまないことですね。ちょっと嫌だな、疲れるなと感じたら、そこから離れます。それは場所に対してもそうですし、人に対しても同じです。例えば、電車に乗った瞬間、同じ車両の中にいかにもイライラしている人がいると感じたら、移動して車両を移ります。友人とカフェに入って珈琲を注文した後でも、空調の位置が悪くて落ち着かなかったら、遠慮なく席を替えてもらったり、場合によっては店を変えたりします。差し障りがなければ我慢はしません。『自分が先にそこにいたから』と妙にこだわる人もいますが、私は負の影響を受け続けるほうが余程耐えられないのです。人は環境に影響を受ける生き物ですから、周囲に対して敏感であることは大事」ふうん。