演説する場所と時間

nakatomimoka2015-11-23

川上徹也さん。「ヒトラーは、演説する場所や時間にも気をくばった。特に夕方にこだわった。なぜなら夕方が一般的に人間の心理的バリアが一番弱まる時間帯だからだ。場所についても同様だ。人の心が動きやすい場所とそうでない場所がある。一般的には人はまわりに人が大勢いて、その熱気を感じると、自分の心も動きやすくなる。『感情的な先入観、気分、感覚などをくつがえして、他のものでおきかえることがどんなに困難であるか、またその成果がどれほど多くの計り知れない影響や条件にかかっているかということは、敏感な演説家ならば、演説が行われる時間すらもその効果に対し決定的な影響があるということを推測しうるのだ。同じ講演、同じ演説者、同じ演題でも午前十時と午後三時と晩とでは、その効果はまったく異なっている』」効果を考えて演出。