人間には仲間が必要

マーク・シュルツさん。「人類は生き延びた。なぜだろうか? 大きな理由の一つに、初期ホモ・サピエンスには生存競争を勝ち抜いた多くの動物種と共通する特徴があった。身体と脳が仲間との協力を促すよう進化していたのだ。人類が生き延びたのは、社会性があったからだ。変化のペースが上がり、選択肢が増えても、ヒトという動物が仲間との繋がりを求めるように進化してきた事実は変わらない。『人間には心の通う関係が必要不可欠だ』という言葉はきれいごとではない。厳然たる事実だ。数々の科学研究が繰り返し伝えてきた事実がある。人間には栄養が必要で、運動が必要で、目標が必要で、そして仲間が必要なのだ。ハーバード成人発達研究を一言で説明して貰えないかとよく頼まれる。ポジティブな人間関係は、人間のウエルビーイングに不可欠だ」仲間。