追求者と満足者

堀田秀吾さん「心理学の世界には、意思決定の仕方によって、人を、物事を選ぶ前に、時間をかけて幅広い選択肢を検討することを好む『追求者』、判断の完璧さよりもスピードを重視し、最低限の基準を満たす選択肢の中から早急に選ぶことを好む『満足者』という、2つの基本的なタイプに分ける考え方があります。バリュー・シュワルツ教授は、『追求者は最上のものを、満足者は十分に良いものを望む人たちだ』と言っています。どれほど情報を集め、時間をかけて吟味しても、それ以上にいいものが後から出てくる可能性は十分あります。そのため、追求者は、自分の下した判断に満足できない傾向が強いといえます。満足者は追求者よりも幸福(満足)だと感じる傾向が強く、追求者はより悲観的で、人生への満足度も低い傾向にあるそうです」満足者になったほうが。