感謝するプロセス

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エスター・ヒックスさん。「感謝は、感情のスケールが上位(レベル22のうちトップ5)のときに効果があります。周囲に目を向けることから始めて、喜びを与えてくれるものに少しずつ気づいていきます。一日を通して感謝する対象を見つけるのが目的なので、あなたは抵抗の小さい波動を実践することになり、あなたと”ソースエネルギー”とのつながりは強まります。感謝の波動は、物質世界のあなたと、”見えない世界の本当のあなた”とをしっかりと繋ぐので、”内なる存在”からのより明確な導きを受け取れるようになれます。感謝する対象が増えれば気分がよくなり、気分がよくなればますます感謝したくなる好循環が生まれます。感謝する対象を見つけることに心が向くようになると、あなたの一日は感謝できる物事にあふれているのに気づくでしょう」感謝。

一点注視法

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沢井淳弘さん。「まずは、視覚をつかう集中です。さて、一点に集中するには、できるだけ単純なかたちのものを見るのがいい。それは、たとえば、白地に描かれた『丸い黒い点』です。これをじっと見て、意識を集中するのが一番効果的であることは、いろいろな図形でためされるとわかるでしょう。慣れるにしたがって、●を小さくしていきます。この丸い黒点をしばらくじっと見つめ、目を閉じますと、眼底の網膜の上に、黒い点が反転して白っぽい丸い点が浮かび上がってくるはずです。白い点が浮かび上がってきたら、目を閉じたまま、白い点をさらに続けて凝視します。このときの境地が無我一念です。白い点が完全に消え去ったとき、わずかな瞬間でかまいません、なにも考えていない自分を感じることができますか。それが無我無念の境地で、瞑想への入り口です」無我。

ロゴスエートスパトス

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ジェイ・ハインリックスさん。「アリストテレスは、『ロゴス』『エートス』『パトス』と呼んだ。『ロゴス』とは、論理の力を使った技法である。ロゴスは単に論理のルールに従えばいい訳ではない。聞き手が考えていることを利用する一連の技術を指す。『エートス』は、語り手の人柄を使った技法である。説得者の人格、評判、信頼に値しそうに見えることなどを使う。『言葉よりもその人の生きざまの方が、よほど説得力がある』とアリストテレスと同時代の人が言った。そして最後に『パトス』、感情に訴える技法だ。論理学者はパトスを嫌っているが、論理学の父であるアリストテレスも、パトスの有用性を認識していた。誰かを論理的に説得することはできても、実際に椅子から立ち上がって行動を起こさせるには、感情に訴えるものがなければならない」三拍子。

なじる人は傷ついている

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黒川伊保子さん「では、キレられたら、どうしたらいいかだが、それはもう真摯に謝るしかない。目の前の大切な女性がキレたら、彼女の脳の中では、過去の悲しい思いが累積して溢れたのである。今の一回がどんなに些細なことかなんて、説明している暇も権利もない。なじる人は、傷ついている。なじった理由が、この際、理にかなっていなくても、その人の傷ついた気持ちを受け止めて慰撫しよう。これは、男の度量である。『あー、大切なひとを傷つけてしまった』と心から思えば、きっと、その場にふさわしいことばが出てくるはずである。もしも出てこなかったら、『きみの気持ちに気づかなくてごめん』と言えば大丈夫。目の前の事実が些細なことでも、その事実が引きだしてくる脳の『思い』が深刻ならば、それに寄り添うのが人としての道である」ごめん。

過去を蒸し返す

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黒川伊保子さん「『心の動き』を見出しに格納された記憶には、想起した瞬間に瑞々しく再体験するという特徴がある。私達女性は、物心つく前の記憶さえも総動員できる可能性がある。女性脳にこのセンスがあるからこそ、あなたも私も母たちに無事に育て上げて貰ったのである。しかし、男性からみると、この能力はかなり厄介だ。なぜならこれは、過去を蒸し返す力でもあるからだ。夫や上司が何か無神経な事を言ったら、過去の無神経な発言を全て脳裏に取り揃える。些細な事にキレて、ついでに何度も謝った過去を蒸し返してくるなんて、感情的で卑怯で厄介な脳に思えるかもしれないけれど、これも、子育ての為に標準搭載された基本機能のなせる技なのである。こんな女性脳の崇高な機能を『女は感情的、男は論理的』の一言で片づけて貰っちゃ、本当に困る」そうか。

言葉にならない納得

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黒川伊保子さん。「50代の知る本質は、文脈依存の本質。因果関係の真理を言い当てる。60代に入ると、本質の回路の抽象度が上がり、直感の域に入ってくる。ことばにならない納得が、降りてくるのである。能や書や古美術など、ことばにならない深遠の芸術は、いつの時代も60代、70代が支えている。ことばにならないものを、ことばにしないまま受けとめ、感応し、愛でる教養。芸術を鑑賞する者として、最高水準の脳になる。芸術のみならず、”世界”を鑑賞する天才でもある。桜や紅葉の一期一会が心にしみわたり、木漏れ日の一筋、雪のひとひらにも、ほろりとする。若き日の感受性とはまた違う、人生を味わい尽くす感覚である。60~70代は、旅と習い事の好機とも言われる。初めての町に降り立っても、その街のありようが、すとんと腹に落ちる」60代。

感覚は無意識

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山崎啓支さん「意識と無意識の特徴をひとことでいうなら、意識は思考・言葉であり、無意識は身体・感覚です。犬恐怖症の人に『おとなしい犬だから大丈夫だよ』といった言葉は通用しません。なぜなら感覚は理屈ではないからです。嫌いなものは嫌い。嫌なものは嫌なのです。感覚は、自分の意思でコントロールできるものではないのです。つまり、感覚というのは自分の意識の届かない領域(無意識)なのです。よって、無意識=身体=感覚という図式が成り立つのです。また、意識のレベルには、「時間(過去・現在・未来)、空間」の概念がありますが、無意識のレベルには「いま・ここ」という概念しかない、という特徴があるのです。引き寄せるものを決定する強力な磁石である無意識には、過去や未来の認識はなく、「いま・ここ」の認識しかないのです」いまここ。