稽古をやらない時間も

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鎌田茂雄さん。「短期間でどんなに一生懸命やっても、効果がない訳ではないんだけれども、それによって奥を極めるということはないみたいです。やっぱり時間が大切なようです。稽古をやっているときと、やらないときは、われわれの常識だとこれは全く別だ。稽古をやっている時間だけをプラスしていけばそれでいいんだと思うでしょう。そうじゃないんですね。稽古をやらない時間も稽古をやっているときと同じでないといけないんです。禅なんかではそれを平常心と言います。平常心というのはいつも続けているということです。続けるということがまた大きな力になるんですね。今日一時間やるでしょう、あとは普通の業務に就く、また明日一時間やるでしょう。それでもそれは稽古を続けていることになるようです。それの成熟が大きな力を持っていく」時間。

しぶとく続けた方が

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前野隆司さん。「カーネマンの『ピーク・エンドの法則』とは、苦痛・快楽の評価はその活動の『ピーク(絶頂)』と『終わったときの程度』で決まるのであって、『どのくらいの期間続いたか』は無視されるというもの。つまり、人間は過去の出来事を平等に均等に思いだすようにはできていない、ということです。エンドの方は、『終わりよければすべて良し』ということわざとも一致します。これは、よく考えてみると、貴重な教訓です。生き方に、重要な示唆を与えてくれます。長い苦労も耐え抜いて最期が良ければすべて良しである。逆に、楽しいことが長く続いても、最後が悪ければ台無しである。そういうことですよね。だったら、辛いときも、途中であきらめずに、しつこくしぶとく続けた方が幸福を得る可能性が高いということです」長い苦労も耐え抜けば。

3つの価値観

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大平信孝さん。「私は目標実現の専門家としてたくさんの人をサポートしてきた。その経験から、人間の価値観は大きく左の3つに分類できると考えるようになりました。1)人とのつながり、2)達成感(数値目標達成、新記録達成、企画通過、商談成立、資格取得、昇進・昇級など)、3)技術の追求(独創性・オリジナリティ、スキルアップ、技を磨く、徹底的な探求、極める、技術開発、研究・改善など)の3つです。あなたは、優先順位をつけるとするとどうなりますか?1番目はこれ、2番目はこれ、3番目はこれ、とまずは仮でいいので順番を決めるところからはじめてみてください」これ、少年ジャンプの「友情、勝利、努力」ですよね。そして、つながりは【親和動機】ですが、達成感は【パワー動機】、言葉は違いますが、技術の追求が【達成動機】なのでしょうね。

高い周波数に自分を戻す

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山崎拓巳さん。「噂が耳に入るだけで周波数は一気に下がります。交差点で肩がぶつかるだけで、上司の嫌味のこもった独り言で、すぐに周波数は揺れるのです。アンラッキーなことが起きても焦って調子を崩すのではなく、『ああ、今は自分の周波数が下がっているときだな』と、まずは自分を俯瞰して認識することで、低い周波数に飲み込まれないようにする。そして、落ち着いて高い周波数に自分を戻すのです。私たちの周波数は、それが高いものであっても低いものであっても、いつも変化し、安定することがありません。ですが、周波数はそんなふうに揺れてしまっても大丈夫。理想的な現実をトトノえる周波数に合わせるコツを知っていればいいだけのこと。コツの中から、その時の気分や今のあなたに合ったものを選んで行動すればいいのです」機嫌を取るコツ。

周波数を高くする

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山崎拓巳さん。「周波数が高いと素晴らしい現実がトトノい、低いと残念な現実がトトノいます。周波数を高くするのは簡単です。人を賞賛し、目の前の現実を愛で、笑顔が多くなることで高くなります。また、人を責め、自分を卑下し、噂話や嫉妬心にまみれ、気分悪く生きることで周波数は低くなります。すでにあなたの合わせた周波数にふさわしい現実がトトノっています。あなたの囲まれている現実こそ、あなたが引き寄せた現実なのです。問題は、どうすれば「理想的な現実をトトノえる周波数」にあわせることができるか?です。高い周波数にすることは簡単ですが、そこに居続けることが難しいのです。高い周波数に安定させる。いつも自分自身が持っている周波数について意識して、いつでも高めにあわせていこうとするだけで、心身はトトノウ」周波数を意識。

ぶっとんだ目標を持つ

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大平信孝さん。「なかなか行動できない、ついつい先延ばししてしまうという人に共通していることがあります。それは『ぶっとんだ目標設定をしていない』ということ。ぶっとんだ目標がない人というのは、ゴールなしのサッカーをしているようなもの。先延ばしを撃退するのに必要な考え方のひとつ目は、『ぶっとんだ目標』を持つこと。先延ばしをせずに、目標を着々と実現する人には共通点があります。それは、未来から逆算的に計画を積みあげている『逆算思考をしている』ということ。ぶっとんだ目標設定で、行動スイッチは入るのです。ぶっ飛んだ目標は、次の3つのような目標ではありません。(1)他人から与えられた数値目標、(2)努力しなくても達成できそうな目標、(3)世間一般でいいといわれている目標」さて、ぶっとんだ目標を設定しますか。

目標を思いつくまま

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大平信孝さん。「鉛筆と紙一枚を用意して下さい。目標を思いつくままに書く。どんなことでもかまいません。『本当はどうしたいか?』をいつも自分に問いかけているかどうかです。最初にすることは『やってみたいこと、欲しいもの、達成したいこと、味わいたい気分』などを、ひたすら沢山紙に書くことなのです。批判したり、ダメ出しはしないでください。『いいな、欲しいな、楽しそうだな、やってみたいな、実現できたら嬉しいだろうな』ということを、ひたすら手を動かして紙に書いてみましょう。自分の本当の欲望に素直になれると、お腹の底からワクワクとした気持ちが湧き出してきます。頭の声、体の声、心の声のうち、心の声を重点的に聞くことをお勧めします。欲望を否定しないでください。楽しく無責任に、情熱の熱量が大事です。質より量を」目標。