経営者の手腕

「私の考えでは、経営者の手腕は、その人がいかに大勢の人間を組織し、そこからいかに個々人の最高の能力を引き出し、それを調和のとれたひとつの力に結集し得るかで計られるべきであると思う。これこそ経営というものだ。」盛田昭夫さんの言葉である。将に将たる、ではないが、課長で十人、事業部長で百人、常務で千人、社長で一万人など経営の「器」というものがやはりあるのだろう。