忙中閑あり

六中観の中にある「忙中閑あり」。私はこれを忙しい中でも暇を作ろう、だと思っていたが、真のくつろぎは忙しい中にはじめて得られる、ということでもあるらしい。宮部みゆきの「模倣犯」を水曜日朝の通勤電車で読み始めたのが間違いだった。結局、読むのを止められず、帰宅後下巻に突入して二時半までかかってしまった。木曜日の眠いこと。読書の秋、翌日を気にせず、ゆっくり読書三昧をと望むのだが、忙しい中だからこそ楽しめるのかもしれぬ。しかし、宮部みゆきも上手いなぁ。