対心一処無事不通

「『心に一処に対すれば、事として通ぜざるはなし』という名言がある。『心に一処に対す』というところが勘所です。我々は、今のように自己と仕事というものが分裂していては駄目なのです。自己というものを本当に仕事に打ち込んでいく。そうすると、自分の対象である仕事は自己と一つになることによって精神化される。即ち対象に魂を入れる。これが『対心一処』であります。」安岡正篤さんの言葉である。耳が痛い言葉である。ウチコメヌカラといって仕事から離れよう離れようとしてる自分がいるから耳が痛いのである。