芸術家の姿勢

画家、千住博さん。「芸術家として最も重要なことは、例えば桜を見るにしても、この桜を見られるのはこれが最後かもしれないと、つねに覚悟して真剣に生きる姿勢です。それは、ものへの愛情や深い感動につながり、誰の人生にも大きな恩恵を与えうる姿勢です。たとえば何かを買う時、自分が選ぶものがつねに一生ものの選択だとすれば、おのずと真剣に見きわめようとします。芸術との接し方も同様であって欲しいと願っています。」うーむ。ディスプレー用の携帯電話を100円で買ってどう遊ぼうか(例えば怒ったふりをして地面にたたきつけるとか)考えたりしていたらいかんのである。芸術家の領域には届かぬにしても、買うときは、一生モノの覚悟をもって。