その日の天使

nakatomimoka2005-08-31

辰巳渚さんが、中島らもさんのエッセイを紹介していた。「『今日の天使』とは、作家の中島らもさんがエッセイで書いていたことだ。ひどく疲れた体をひきずりながら歩いていたらも氏の耳に、焼いも屋の声が聞こえてきた。『おっいっも、おっいっも、ふっかふうかおっいっも、買ってチョウダイ、食べてチョウダイ、マツヤのイモッ』思わず、らも氏は笑ってしまったわけ。『一人の人間の一日には、必ず一人、”その日の天使”がついている、その天使は、日によって様々の容姿をもって現れる。』と彼は書いている」五木寛之さんの小さな幸せを集めるというのもあるけれど、人の姿をとってあらわれるという発想がいいですよね。さて、今日の天使は、どんな姿で、いつ現れるんだろうか。楽しみだな。