上達のための基本プロセス

羽生善治さん。「私が、将棋を上達するためにしてきた勉強法は、初心者のころも今も変わらない。基本のプロセスは、次の4つだ。(1)アイデアを思い浮かべる、(2)それがうまくいくか細かく調べる。(3)実践で実行する。(4)検証、反省する。(略)なによりも指し手のアイデアを考えることが大切だ。しかし、思い浮かべたアイデアはそのまま実践では使えない。一つのアイデアに対して、『相手がこの手できたらどうしよう』『あの手できたらどうしよう』と、うまくいくかどうかを盤に向かって調べる。アイデアを綿密に調べたら、そのあと対局で使ってみる。対局が終わったら検証し、反省する。」なるほど、思いついたアイデアをやってみて、勝った負けたで騒いで行き当たりばったりではいかんのだ。ちゃんと調べて検証しなければ。