自分の存在を確認する

羽生善治さん。「私は、将棋を指す楽しみの一つは、自分自身の存在を確認できることだと思っている。人生は食事をして眠るだけの繰り返しではない。『こういうことができた』『こういうことを考えた』という部分がある。それは楽しさであり、人生を有意義にさせてくれる。私は、将棋に限らず、何かに打ち込んでいる人には、そういう発見があると思っている。(中略)私は、年齢にかかわらず、常に、その時、その時でベストを尽くせる、そういう環境に身を置いているーそれが自分の人生を豊かにする最大のポイントだと思っている。」何かに打ち込んで、そのフィールドで「こういうことが出来た」というものを持ち、常にその時、その時でベストを尽くせるように。