真の集中・没頭の状態

金井壽宏さん。「チセントミハイが、チェスの名人を取り上げ、心から集中・没頭している時には次の6つの特徴があると言っています。(1)行為と意識の融合(チェスの駒を指すという行為に意識や注意が溶け込むこと)、(2)限定された刺激領域(相手の動き、チェスの駒)への注意集中、(3)自我の喪失・忘却・自我意識の喪失(対局の場に一体化)、(4)自分の行為が環境を支配しているという感覚(自分の一手一手がその場を司っているという気持ち)、(5)首尾一貫した矛盾のない行為が必要とされ、フィードバックが明瞭(自然な流れ〔フロー〕のなかで自分の打つ手が正しかったか間違っているのかが自分で解る)、(6)自己目的的な性質(栄冠が結果としてついてくることがあっても、最中はチェス自体が目的)」仕事でこのフロー状態を。