達成の承認がやる気を生む

金井壽宏さん。「モティベーション論のなかでの先行研究としては、フレデリック・ハーズバーグという研究者がおこなったものが広く知られています。全仕事上で最高の経験と最悪の経験について話して貰う。最高の理由で一番多いのが、何事かを成し遂げたという「達成」です。さらに達成感だけでなく、それによって喜んでくれた人がいた、周囲に認められたといった「達成の承認」があれば、イキイキ度はさらにあがります。それともう一つ、最高経験で多かったのが、「やっていることに意味が感じられた」ことです。「任せたといわれるだけでなく、どうしてこれが大事なのか、理解できている状態で仕事ができた」という、明確なミッションを感じて仕事をしているときに、最高潮になると言えるようです」達成感、達成の承認、そして意味づけ。