石の上にも十年

児玉光雄さん。「イチロー選手は『僕は天才ではありません。血の滲むような努力をしたから、今の僕があると思っています。何の努力もしないで、びっくりすることを突然やってのける人を天才という。そういう意味では、僕はその範疇にいる人間ではありません」と言う。彼は野球を始めた小学校3年の頃から、94年に首位打者に輝くまで13年かかっている。タイガーウッズは3歳でゴルフクラブを握ってから18歳で全米アマ・チャンピオンになるまで15年かかっている。アトランタオリンピックの陸上200?金メダルのマイケル・ジョンソンは高校の頃21秒フラットだったが、10年の血の滲むような研鑽を経て、19.5秒という世界記録を出せた。能力があっても、少なくとも10年、時間をかける持続力がない限り、チャンピオンの仲間入りはできない」持続こそ天才の源。