楽歴代と民博×千家十職

nakatomimoka2009-04-21

美術館の春期特別展「楽歴代」を観に行った。初代長次郎から十五代吉左衛門まで代表作が一堂に並ぶコレクション展である。小学校5・6年生の時、楽焼クラブに所属していたのだが、今更ながら、この「楽」焼きであったのだと納得。歴代を初めて比べ観て、一番気に入ったのは三代、道入。ノンコウと呼ばれたこの人の黒楽茶碗がなんともいえず良かった。翌日、偶然にも別に行く計画を立てていた国立民族博物館の「みんぱく×千家十職」を観に行った。千家十職とは、茶の湯の茶室ばかりでなく露地や水屋で使う道具など、茶事全般の道具を作ってきた十家なのだが、その一つが楽家なんですよね。今回、11代から 17代を数えるそれぞれの当代が民博の所蔵品から品物を選び、それに触発されて作品を創るという、素晴らしい企画展であった。