２日に京都市美術館に『ワシントン・ナショナル・ギャラリー展』（セザンヌの『りんごと桃のある静物』がよかった）と『フェルメールからのラブレター展』を観に行った。フェルメール（三枚しかなかったのだが）はコリン・ファース主演の映画『真珠の耳飾りの少女』を観たので制作の雰囲気を踏まえて。大学時代の下宿がすぐ近くで、当時通っていた散髪屋さんの前を通りかかって中をのぞき込むと、ご主人が顔を認めてくれて、満面の笑顔で『まあ、お入り』と招き入れてくれた。髪を切って貰っていたのは２５年も前なのに。１０日再び京都へ。茶道資料館で『武家と茶』展（肥後松井家の名品）。お菓子とお茶（細川護熙さん作のお茶碗で）の振る舞いが嬉しかった。続いて楽美術館で『楽と永楽そして仁清』展（楽三代道入の『須磨』がなんとも）。芸術の秋、今度は何を。
