夢がかなう具体的な、分かりやすい形としては、何かを授与されるというのがある。人から選ばれる、認められるというものや、自ら競争を勝ち抜いて勝ち取るというものもある。それには段階があって、（１）新人の登竜門として、次のステージに立てる機会が約束されるもの。入学試験やオーディションの合格、新人賞の受賞、入選といったもの。力をもっている、あるいはポテンシャルを認められるという感じ。（２）栄冠を得る。将棋などで名人になる。スポーツのチャンピオンになる、メダルを貰う。何かに優勝する、何位かになる。努力の蓄積が、最大限にパフォーマンスとして発揮された結果、実を結ぶという感じ。（３）功労・功績を認められる。勲章はそういうものだろうし、これからというよりは、過去を振り返ってというもの。いまだ舞台に立つ日を夢見て。
