拙速を旨とせよ

nakatomimoka2010-02-10

野口悠紀雄さん。「多くの時間管理の本が『重要な仕事を先にせよ』と述べている。しかし、実際にはこの原則を忠実に実行するのは難しい。重要なことが分かっていても、それだけをしているわけにはいかないからだ。締切が迫った緊急の仕事がある。また、事前にうまくスケジューリングしておいても、飛び込みの仕事が入ってくる。このような状況の中に対処する方法は、完璧主義に陥らないことである。ある一定の段階までを、とりあえず仕上げる。時間があれば、さらに改善すればよいのだ。『拙速を旨とする』というのは、大事なことである。状況が次々と変化してゆく現実の世界では、多くのことを『とり急ぎ』『とりあえず』の連続でしか処理できない。そうしなければ、本当に重要なことに全力を集中できないからである」拙速でよいから、取り急ぎやろう。