何をやり何をやらないか

nakatomimoka2010-06-09

楠木建さん。「ポジショニングの戦略とは、活動の選択、つまり、『何をやり、何をやらないか』を決めるということです。マブチはある種類の小型モーターに特化し、それ以外のタイプのモーターには手を出していません。標準化にこだわるということは、カスタマイズした製品は手がけないということです。明確なポジショニングによる違いを構築するためには、『何をやるか』よりも、『何をやらないか』を決めることがずっと大切です。なぜかというと、ポジショニングの戦略論を支えているのは『トレードオフ』つまり、『あちらを立てればこちらが立たず』という論理だからです。標準化とカスタマイゼーションを同時に推し進めることはできません。投入できる資源には限りがあるので、同時に全てのことをやるのは不可能です」何をやらないかが大事。