理にかなった目標に気の力で

nakatomimoka2010-12-24

野村克也さん。「監督はチームや選手たちを常に正しい方向に導く義務があります。その拠り所となる理念が私にはありました。それは『理』と『気』という考え方です。世の中に存在するものはすべて原理原則、つまり『理』があると考えます。この『理』を意識できれば、後は固定観念にとらわれず、臨機応変に最適な指示を出すことができるのです。もっとも『理』を把握しただけでは、選手達の成長にはつながりません。そのうえで必要なのが『気迫』や『気力』といった『気』です。『理』にかなった目標に向かって、『気』の力で進んでいくのです。つまり両者がうまくかみ合って初めて良い結果が出ると言えます。『理』がなければ『気』を持てといっても進むべき道が見えません。一方で、『気』がなければ夢や思いは実現できない」理と気の力。