自分の国を応援する本能

nakatomimoka2011-05-19

林成之さん。「(自己保存、種保存に加え)人間は同種既存の遺伝子を持っています。学校に入学するとその学校が好きになる。自分が日本人でもかりにアメリカで生まれたとするとアメリカが自然に好きになる。これらは、同種既存の遺伝子が組みこまれているからで、人間の本能として機能しているのです。もし、自国のチームが好きになれない人がいたら、本能を作り上げる脳のどこかがおかしいか、その遺伝子に障害があるのかもしれません。これらの本能には過剰反応という弱点がありますが、脳はそれを克服する機能的システムを持っています。過剰反応に気づき自己保存ばかりの考えを反省する、心によるモジュレータ機能です。脳は本来、どんなに意見や考えや立場が違っても、お互いを認め、ともに生きることを望んでいる臓器なのです」なるほど。